〒158-0083 東京都世田谷区奥沢5-30-7 クエッセンス自由が丘203
自由が丘駅南口徒歩3分 トレインチ自由が丘裏 駐車場:無

営業時間
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定休日:木曜・日曜

二十四節気とは、季節のうつろいを感じとる、昔ながらの暦(こよみ)です。1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けて、そのときどきの自然の表情や、暮らしの知恵を教えてくれます。

おどろくことに、今でも二十四節気には日本の風土や変化がとてもよくあらわされています。季節の変化に人の身体を順応させようとした、先人の知恵がたくさんつまっています。ふと周りを見渡して季節を見つけることができたら、それは忙しい日々の中でも豊かさが感じられる瞬間かもしれません。

7月22日頃  ~大暑  

大暑(たいしょ)とは

 

1年で最も暑さが厳しくなる頃──
「大暑(たいしょ)」は、まさに夏のピークを知らせる節気です。

気温も湿度も高まり、熱中症のリスクも上昇しています。
毎年この時期になると、
「室温と外気温の差が大きく、身体がついていかない」
「夜中に暑くて目が覚めて、疲れがとりづらい」
という声が増えてきます。


猛暑日が続く中で、身体は想像以上に消耗しているかもしれません。

 


⚠️ 熱中症対策は“継続”がカギ

 

熱中症は「屋外で起きるもの」と思われがちですが、
実は、自宅や職場など室内でも多く発生しています。

とくに注意したいのは…

  • 水分補給を忘れがちな方

  • エアコンを我慢しがちな方

  • もともと体力が落ちている高齢の方や女性

これらの方は、「暑さを感じにくい」のに身体は消耗しているという、
気づきにくいリスクを抱えています。

水分と一緒にミネラル補給を
冷房は上手に活用を(設定温度28℃が推奨)
‍♀️ 「涼しい時間に動く」スケジュールを意識

 

暑さと体調不良の関係 〜“冷え”が夏バテを招く〜

❄️ 室内では冷房で体が冷え
冷たい飲み物で胃腸が冷え
️ 動かずに汗をかかないまま冷えが続く

こうした「内側の冷え」が、
✔️ 食欲不振
✔️ 消化不良
✔️ 下痢や便秘
✔️ だるさ・疲労感
といった「夏バテ症状」の引き金になっています。

 

東洋医学の視点では?

東洋医学では「脾(ひ)」=消化・吸収を担う臓腑が、
冷えにとても弱いとされます。
脾が弱まると、エネルギーをつくる力が落ち、
「だるい・やる気が出ない・元気が出ない」という状態に。

 

今日からできる“冷え”対策

✔️ 常温〜温かい飲み物をこまめに
(例:白湯、麦茶、ルイボスティーなど)

✔️ お腹を冷やさない服装や腹巻き活用

✔️ 湯船に軽くつかる(38〜39℃で10分ほど)

✔️ 温かいスープや味噌汁を一品加える

おすすめの食材:しょうが、ねぎ、梅干し、山芋、かぼちゃなど


 


夏こそ、頭皮からリフレッシュ「ローズマリーケア」

 

暑さで皮脂や汗が多くなる頭皮は、実はとても疲れています。
そこでおすすめなのが、
「ローズマリー」の精油を使った頭皮ケアです。

ローズマリーには
✔️ 血行促進
✔️ 清涼感
✔️ 抗酸化作用
があり、夏の頭皮や気分にぴったりの香り。

 

▶︎ 簡単!ローズマリーの頭皮ケア方法

  1. 洗面器にぬるめのお湯(38℃くらい)を入れる

  2. ローズマリー精油を1〜2滴たらす

  3. 蒸しタオルを作り、頭に軽くのせて数分、深呼吸

お風呂上がりに行うとリフレッシュ効果抜群です。

 

鍼灸では、お腹周りのツボや、足元(特に三陰交など)を使いながら、
内臓の働きと巡りをやさしく整えていきます。

 


鍼灸で「自律神経の疲れ」をリセット

 

鍼灸では、

  • 暑さによる“こもった熱”

  • だるさや眠気

  • 胃腸の不調

  • 気分の落ち込み
    などに対応し、自律神経を整えるケアが可能です。

夏バテの本番は、少し先の8月のお盆時期から
今から整えておくことで、秋を元気に迎えられる土台がつくれます。

ぜひ鍼灸を活用して、長い夏を乗り切りましょう!

7月7日頃  ~小暑  

◆小暑とは

「小(しょう)」は “まだ本格的ではない”という控えめな表現、

「暑(しょ)」は “暑さ”を意味します。

つまり「小暑」は、
「これから本格的な暑さ(=大暑)へ向かう前の、比較的穏やかな暑さの頃」
という意味を持ちます。

次の節気は「大暑(たいしょ)」で、最も厳しい暑さを迎える時期。
その“入り口”にあたるのが「小暑」です。

もっとも、近年の気候変動により、すでに40度を超えそうな地域が出るとのこと。

身体の中では、自律神経が汗や体温、水分バランスの調整に追われ、
疲れが取れにくくなったり、気分が落ち込みやすくなったりすることも。

東洋医学では、こうした湿気や熱による影響を
「湿邪(しつじゃ)」「暑邪(しょじゃ)」と呼び、特に“脾(ひ)”や“心(しん)”に負担がかかりやすいと考えます。

体調を崩しやすい盛夏を前に、今のうちから整えておくことが、夏を乗りこえるための準備になります。

 

◆特集:夏の夜のセルフメンテナンス

  1. ◎ 紫外線ダメージをケアする「炭酸水フェイスパック」

    紫外線量が増えてくるこの時期、
    肌は知らないうちに疲れを溜め込み、くすみや乾燥の原因に。

    そこでおすすめなのが、スーパーでも手に入る“無糖・無香料の炭酸水”を使ったケア。炭酸パックは、ご存じの方も多いと思いますが、CO2がお顔の血行促進や代謝に働きかけるケア。市販のものは少し高価でなかなか手軽に試せないのが難点。炭酸水なら、手軽に試せますよね。やり方は簡単。 洗面器に炭酸水を注ぎ、気泡がなくなるまで、顔をひたします。弱酸性のため皮膚の引き締めにも効果があります。ただし、冷たすぎる水は皮膚に刺激になるため、常温がおすすめです。

  2. ◎ 睡眠の質を上げる“冷え対策”

    冷房で、夜中に冷えて目が覚める…。
    そんな方におすすめなのが、「冷やしすぎない工夫」です。

    • 寝室のドアを少し開けて風を分散させる

    • 送風が体に直接当たらないよう角度を調整(水平にするのが効率的)

    • 温度調節素材のパジャマを選ぶ

    • 足首を守る、ゆるめのレッグウォーマーを着用する(シルク素材は夏でも冬でも適温に調整してくれます)

    こうした小さな工夫で、深い眠りに切り替わりやすくなります
    「よく眠れた」は「よく生きた」と同じくらい、夏の健やかさを左右する言葉かもしれませんね。

 

 

◆鍼灸でできる、自律神経ケア

 

この季節に増えてくるお悩みは、
「なんとなく身体が重い」「寝つきが悪い」「疲れているのに気が張っている」など。
目に見えにくい不調こそ、東洋医学の得意分野です。

鍼灸では、身体にこもった熱や湿気をゆるやかに整えながら、
自律神経を鎮め、内臓や気分のバランスをととのえていきます。

とくに小暑の頃は、「夏バテ予防」として、今からケアしておくことで、
8月の猛暑をぐっと楽に過ごせる方が多いです。

季節に合わせた鍼灸ケアで、夏のスタートを、心地よくはじめてみませんか?

6月21日頃  ~夏至  

 

◆夏至とは

6月21日ごろから「夏至」に入ります。
1年のうちで、最も昼が長く、太陽のエネルギーが最も高まる節気です。

この時期は、梅雨の真っただ中にあたり、実際の気候はジメジメと不安定。

特に近年は、30度以上になる晴天の日も多く、高湿度と高温を同時に体感することも多いですよね。

急な気温上昇と、湿度の高さに、身体も体温調整や水分量調整の自律神経機能が忙しくなります。

心と体にも、太陽のような力強さと、湿気による重さが入り混じる、そんな季節です。

ただ、夏の気温のピークはもう少し先になります。

ピークを迎える前に、陽の気はここから半年後の冬至に向けて少しずつ陰りをみせてきます。

つまり、ここから「ゆるやかな変化」が始まっていく節目でもあります。

「陽極まって陰となす」

物事は極まると、今度は反転していく、そんな本質を表現した東洋思想のことばです。

もう少し先に物事のピークがあるように錯覚するけれど、実は「今」がピークであること。

私は、山のてっぺんに上りつく前が、一番ワクワクが楽しい時ということにも似ている気がしています。

 

 

◆心と体のケアポイント

  1. 睡眠リズムを整える
    日が長く、活動的になりやすい夏至の頃。
    夜ふかしが続くと、疲れが知らず知らずのうちに蓄積されてしまいます。
    できるだけ「早寝早起き」を意識し、体内時計を整えましょう。

  2. 内臓をいたわる食事を
    冷たい飲み物や生ものが増えると、胃腸が冷えて働きが落ちやすくなります。
    この時期は、温かい汁物や、梅干し・生姜など消化を助ける食材を添えると良いですね。

  3. “陰”を感じる時間を持つ
    陽が極まる今こそ、静けさを取り戻すことが心身のバランスに繋がります。
    たとえば、たまには紙の本を読む、ゆっくり湯船につかる、静かな美しい音楽を聴く
    日常のなかに「陰」の時間を意識的に取り込むのが、陽とのバランスをとるコツです。

 

◆今の気分に合う香りは?

落ち着く香りがバランスをとってくれる、私が好きなのは「サンダルウッド」です。

白檀から作られる精油で、瞑想にも使われる深い大人の香りです。

きっと日本人なら、どこか懐かしい、まるでお寺にいるような香りです。
深く、落ち着いたウッディな香りが、高まった神経を鎮めてくれるようです。

サンダルウッドの香りをかぎながらの呼吸は、
まるで、土の中にある根っこを思い出すような安心感をもたらしてくれます。

 

◆鍼灸で整える、夏の入り口

夏至から夏本番へ向かうこの時期、
「だるさ」「むくみ」「寝つきの悪さ」などを感じる方も多いです。

鍼灸では、そんな不調に対して
自律神経を穏やかに導くお手伝いができます。

ひと足早く、夏バテを予防する感覚で、

内側から、ゆるやかに整えていきたいですね。

6月5日頃~芒種(ぼうしゅ)

— 種まきの季節、ひと息つきながら、心も整えて —

 

◆芒種とは

6月5日ごろから「芒種」に入ります。
「芒(のぎ)」とは、稲や麦の穂先にある小さな針のような部分のこと。
その芒のある穀物の種をまく頃――つまり、いよいよ本格的な田植えが始まる節気です。

物事の始めに良いとされ、芒種に始めることで大きく成長するとされています。

恵みの雨とともに、大地のうるおいが増していくこの時期。
草木もぐんと成長し、自然界はますます活気づいています。
一方で、湿度が高まり、心身が重だるくなりやすい季節でもあります。

 


◆心と体のケアポイント

1. 胃腸の負担をやわらげる
湿気の影響で、胃腸に負担がかかりやすくなります。
香味野菜やハトムギ茶など、水はけを促す食材を意識してとりましょう。

2. めぐりを促す習慣を
汗をかきづらく、体に熱がこもりがちな方は、
お風呂や軽い運動で、内側からめぐりを整えることがおすすめです。

3. 気分が落ち込みやすいときは
なんとなく気分が沈みがちなときは、朝の光を浴びたり、
好きなアロマオイルの香りに包まれて深呼吸してみてください。

ちなみに、私はこの時期には「ペパーミント」が似合うなぁと思っています。

少し甘さがある「スペアミント」も、より身近に寄り添ってくれる感じ。

鼻から、すうっと頭のてっぺんに抜けるような感覚が心地良いです。

使い方は簡単。

精油の瓶をあけて、鼻に近づけ、一度深呼吸するだけ。

こんなに呼吸器が広がっていくのだなぁと、いつも驚くので

いかに普段の呼吸が浅いかを気付かされます。

「忙しくなる前に、いったん立ち止まる」
そんな合図が、芒種の静かな空気には込められているのかもしれません。

雨音に耳を傾けながら、自分のリズムを見直す時間を大切にしたいですね。


 

◆鍼灸で整える季節の不調

季節の変わり目で不調を感じやすいこの時期、
鍼灸でのケアもおすすめです。

じんわりと体のめぐりを促し、リセットしていきましょう。

 

【期間限定キャンペーンのご案内】アロマリフレクソロジー

鍼灸サロンBIOでは、湿度の高いこの季節にぴったりの
「アロマリフレクソロジー」キャンペーンを実施中です。(6/1-6/30 30分/4500円税込)

オーガニック認定100%天然の精油を使用(英国クイーンメリー)

お一人おひとりに合わせたブレンド


フットバス付きの足元ケア

 

むくみや冷えが気になる方にもおすすめです。
足元からすっきりと整えて、心まで軽やかに。
この時期ならではの癒しのひとときを、ぜひご体感ください。

5月21日頃~小満(しょうまん)

季節の養生「小満(しょうまん)」

— ゆるやかに満ちていく、いのちの気配を感じて —

5月21日ごろから「小満」に入ります。
草木がぐんぐん伸び、田畑の作物も育ち始めるこの時期は、自然界に「陽の気」が満ちていく季節。万物が“少しずつ満ちる”という意味から「小満」と呼ばれています。

昔の人は「麦の穂がつき始め、ほっとひと安心する頃」とも言い伝えてきました。
その安心感が、今の私たちにも必要なのかもしれませんね。


 

◇心と体のケアポイント

  • 陽気が強まり、体に熱がこもりやすい時期です。
     軽く汗をかくような運動や、朝の深呼吸で巡りを促しましょう。

  • 急な暑さに対応しようと、自律神経がゆらぎやすくなります。
     寝る前はスマホを早めに手放して、ぬるめのお風呂で心をゆるめてあげてください。

  • 食養生では、「苦味」を少し意識して。
     春の疲れをデトックスするのに役立ちます。
     たとえば、菜の花やセロリ、ふきなどの季節野菜を取り入れてみましょう。


自然とともに、少しずつ心も体も“満ちていく”この時期。
焦らず、でも止まらずに、自分らしいペースで過ごせますように。

 

季節の変わり目の不調が気になるときは、鍼灸で整えることもひとつの手段です。
サロンでは、今の季節に合った養生のアドバイスもお伝えしています。
お気軽にご相談くださいね。

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