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頭痛と鍼灸ケア

日々の暮らしの中で「なんとなく頭が重い」「ズキズキ痛む」など、頭痛に悩まれている方は少なくありません。

実は、頭痛の約8割は一次性頭痛といわれる、慢性的な頭痛です。

今回はそのなかでも多い 緊張型頭痛片頭痛 を中心に、鍼灸の視点からやさしく解説し、セルフケアもご紹介いたします。

 

◆頭痛のタイプを知ることから始めましょう

頭痛には大きく分けて、以下の2種類があります。

 

◆一次性頭痛(約8割)

  • 緊張型頭痛
     頭が重く、締めつけられるような痛み。肩こりやめまいを伴うこともあります。数十分から数日続くことがあり、働きすぎや姿勢の悪さ、ストレスによって引き起こされます。

  • 片頭痛
     ズキズキと拍動する痛みで、吐き気や光・音への過敏反応を伴います。数時間〜2日程度で自然におさまることが多く、前兆(視界がチカチカするなど)を感じる方もいます。

  • 群発性頭痛
     目の奥がえぐられるような激痛が特徴で、比較的まれですが非常に強い症状を引き起こします。

 

◆二次性頭痛

脳出血やくも膜下出血など、病気が原因の頭痛です。突然の激しい頭痛は、速やかに医療機関での受診が必要です。MRIなどでの鑑別が行われます。

また、高血圧・緑内障・顎関節症・副鼻腔炎・頚椎症なども「頭痛に似た痛み」を引き起こすことがあるため、注意が必要です。

 


◆緊張型頭痛と片頭痛の違いと原因

緊張型頭痛は、主に血管の収縮と筋肉の緊張によって起こります。

肩こりや首こりからくることが多く、動かないことで筋肉内に発痛物質がたまり、さらに痛みが増す悪循環に。

一方、片頭痛は血管の拡張によって起こり、真逆のメカニズムです。主な誘因は以下の通りです。

  • ストレスやその緩和時

  • 睡眠不足/睡眠過多

  • ホルモンバランスの変化

  • 人混み・強い光・音

  • 気温や気圧の急な変化

  • アルコール・チョコレート などの食事

最近では「薬剤乱用性頭痛」というタイプも注目されています。

予兆がないのに、「今日は起きそう」と予防的に鎮痛薬を服用し続けることで、かえって頭痛を引き起こしてしまうケースです。医師による服薬管理が大切です。

 


◆鍼灸によるアプローチとは?

鍼灸サロンビオでは、まず丁寧に問診を行い、頭痛のタイプや体質・ライフスタイルを確認します。

  • 緊張型頭痛には
     首や肩のこりを解き、頭部への血流を整えるようアプローチします。
     筋肉の緊張をほぐすことで、発痛物質の蓄積を防ぎます。

  • 片頭痛には
     片頭痛に効果的とされる経穴や、痛みを発生する原因の筋肉を緩めます。また神経の過敏性を穏やかにする施術を行います。

近年の研究では、鍼灸により頭痛の頻度や痛みの強さが減少する可能性があることが示唆されており、副作用の少ないケアとしても注目されています。

 


◆セルフケア:頭痛のときにおすすめの体操とツボ

 

◎頭痛体操(ページ下部)

頭や首を支えるインナーマッスルや神経にストレッチをかける体操です。

  • 緊張型頭痛では、痛みがあるときにも有効。

  • 片頭痛では、発作がないときに予防として行うのがおすすめです。
    (出典:頭痛オンラインHP)

 

◎おすすめのツボ5選

当サロンでもよく鍼に使うツボです。

指でゆっくり押したり、ドライヤーで温めることが効果的です。

  1. 百会(ひゃくえ) – 頭頂部。心身のバランスを整えます。

  2. 太陽(たいよう) – こめかみ。目の疲れ・緊張の緩和に。

  3. 風池(ふうち) – 後頭部のくぼみ。首のこり、血流改善に。

  4. 合谷(ごうこく) – 手の甲、親指と人差し指の間。痛み全般に有用。

  5. 太衝(たいしょう) – 足の甲、親指と人差し指の間。気の巡りを整えます。


 

◆最後に

頭痛は「我慢するもの」ではありません。あなたの体が出しているサインに、静かに耳を傾けてみませんか?

鍼灸サロンビオでは、お一人おひとりの状態をていねいに伺い、無理のないアプローチをご提案しております。ぜひ、ご相談ください

 

参照:伊藤和憲先生 資料より

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